やまぐちや@みえけんいせし いせうどん
~太いなかにもコシが有る、黒いなかにもコクがある、神宮参りに伊勢うどん~
ブログの更新が半年以上前というからずいぶん酷いもんだと思いながらも、そんなブログに初コメントを頂いたので、もう少し麺道の啓蒙活動を続けてみようと筆をとることにした、いや、キーボードなんだけどね・・・。
前回から愛知県を抜けて三重県へ突入、紀伊半島を南下して伊勢市へ向かう。途中、松坂市に寄って松阪牛を食べても良いのだが、麺喰いとしてはそんな誘惑に負けず伊勢うどんを目指しひたすら南下する。
ちなみに松阪市には回転焼肉というのがあって、御手軽に松阪牛を味わえるのだ。時間に余裕があれば行きたかったが、諸般の事情により今回は見合わせた。次回は行きたい、麺喰いでも行きたい、いや行こう、しかし口蹄疫の行方によってはどうなるか分からない、むむむー。
さて、伊勢といえば伊勢神宮、その正式名称はなんと「神宮」シンプル、 さすが神社本庁の本宗だ。
訪れたときは宇治橋が架替中であった。式年遷宮ではないが架替中の宇治橋も珍しいだろう。
日本神話の中でしか知らなかった、天照大御神(アマテラスオオミカミ)をお祀りしている皇大神宮、これより先は撮影禁止なので、ここまで。
その伊勢神宮に行く前によらせていただいたのが、伊勢うどんの「山口屋」。
伊勢市駅の近く、街中にポツンと佇んでいる。外宮まで歩いていける近さだ
看板が壊れて山屋になっているのはご愛嬌だが、とにかくお邪魔してみよう。
こちらのお店、店内禁煙というのがありがたい、が、13時を廻っていたせいもあり他の客はみえない。
メニューは「いせうどん」の他にも、「うすうどん」、「いせそば」、「きしめん」など興味をひくものが多数勢ぞろい。しかし伊勢うどん初心者はノーマルの「いせうどん」を注文すべし。というか私は「いせうどん」を所望した。
ちょいと面白いのはこちら。
お客様各位
当店は、スーパー等でのゆで麺・冷凍麺の販売は、していません。
(有)山口製麺さんとは、関係ございません。
おまちがえのないようお願いいたします。
山口屋
店舗はないが、麺を販売している山口製麺というのが有り、よく間違えられるのだろうか?それに加え「やまぐち」という他の店もあるのでややこしい。伊勢市観光協会公式ホームページを見れば違いは一目瞭然だ。
太い太いと聞いてはいたが、ここまで太いか伊勢うどん!その太さ、なんと讃岐うどんの2倍(自称)しかも半径、もしくは一辺が2倍なので断面の面積比4倍。
これは、まぜまぜして食べるるものなので、まぜまぜしていただきます。
おおっ!柔らかい柔らかいと聞いていたが、腰がないわけではない。いや腰はないんだけど、フワっとした食感で悪くない。
露は「返し」だけか!と思わせるほど色が黒いが、しょっぱいわけではなくて、むしろ甘い。それでいてカツオなどの節系の香りがするしコクがあるので、出汁も効いている。
具はネギだけのシンプルながら「いせうどん」もなかなかイケルではないか。これを讃岐うどんのイメージで食べると腰のなさに肩透かしを喰らうが、このようなものと思って食べれば十分うまい。
それにしても、なぜこんなに柔らかいのだろう?
江戸時代、伊勢神宮の参拝者にすぐに、そして均等なクオリティで提供するために茹で過ぎの麺にしたのだろうか?腰のあるうどんは時間が経つと腰がなくなるから、はじめから腰のないやつで~と相成ったんじゃなかろうか、と 妄想 思考していたら近いような記述がWikipediaに載っていた。が、推測の域はでない。
「生きているうちに食わなければ、死んで閻魔に叱られる」とまで言われた伊勢うどんだが、それはその時、その時代の複雑にして深淵なる社会的、宗教的かつ経済的事情がそう言わせたのだろう。
現在であれば「伊勢に観光がてら食べるのも悪くない」という程度のものだ。ただ、地元も人もよく食べるようなので、それはそれで捨てたものではないのだろう。
山口屋
住所__:三重県伊勢市宮後1-1-18
電話番号:0596-28-3856
定休日_:木曜日(祝・祭日は営業)
営業時間:10:00~19:00
駐車場_:有り
評価__:★★☆☆☆
訪問日_:2009/4/15
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